ギリシャヨーグルトダイエット、長短所とおすすめの献立

    ギリシャヨーグルトは、香ばしくさっぱりした味にねっとりした食感でみんなが好むデザートです。しかも、高カロリーですが、糖が少なく、タンパク質とカルシウム含量が高く、ダイエットにも役立ちます。健康で美味しいギリシャヨーグルト、その効能と特徴について調べてみましょうか?
    ギリシャヨーグルトとは?
    ギリシャヨーグルトはギリシャと地中海沿岸地方で良く食べるヨーグルトで、牛乳を発酵させる過程で発生する水分(乳清)を除去して作るヨーグルトです。普通のヨーグルトとギリシャヨーグルトの差は乳清の有無で、ギリシャヨーグルトは一般ヨーグルトで水分を除去したヨーグルトだと言えます。ギリシャヨーグルトは一般のヨーグルトに比べて水気がなく、硬い剤型で、タンパク質が濃縮されていてタンパク質の含量がより高いです。また、ギリシャヨーグルトは乳糖含量が低いです。
    ギリシャヨーグルトの効能
    高タンパク
    ギリシャヨーグルト100gあたりタンパク質が約5.7g含有されています。一方、同じ量の一般ヨーグルトはタンパク質を3.8~4gぐらい含有しています。ギリシャヨーグルトは同じ量でより濃縮されたタンパク質を摂取できる高タンパク食品です。
    高カルシウム
    ギリシャヨーグルトは100g当たりカルシウム110mgが入っています。これは牛乳に近い数値で、高いカルシウム含量です。カルシウムの高い食品は骨と歯の健康に良く、血管の健康にもいいです。
    豊かなプロバイオティクス
    ギリシャヨーグルトには腸内善玉菌であるプロバイオティクスが豊富です。プロバイオティクスはヨーグルトだけでなく、ニンニク、バナナ、玉ねぎ等でも発見できる菌として、腸内微生物がバランスを取れるように助けます。特に心臓代謝健康、免疫体系の調節、疾患予防等の多様な効果があります。[1]
    ギリシャヨーグルトの副作用
    ギリシャヨーグルトをたくさん食べると?
    ギリシャヨーグルトは乳糖の入った食品です。一般のヨーグルトや他の乳製品に比べては乳糖含量が少ないですが、ギリシャヨーグルトを過剰摂取すると、吐き気、腹痛、下痢等、消火器に不便な症状が生じることがあります。そのため、ギリシャヨーグルトの一日摂取量は100g(約4-5さじ)をおすすめしています。
    ギリシャヨーグルトのおすすめのトッピング
    ギリシャヨーグルト + リンゴ
    ギリシャヨーグルトを単独で食べると少し飽きちゃう時もありますよね?リンゴをギリシャヨーグルトに添えて食べてみてください。リンゴのさっぱりした味が香ばしいギリシャヨーグルトにとても似合います。ねっとりしたギリシャヨーグルトにサクッとするリンゴを加えると、食感もより良くなります。ギリシャヨーグルトとリンゴの組み合わせは朝ごはんとしておすすめします。爽やかな朝を始められるでしょう。 
    ギリシャヨーグルト + サツマイモ
    サツマイモは豊富な食物繊維と高い食べ応えでダイエット食品として人気が高いです。しかし、バサバサしたサツマイモで喉が詰まった経験ありますよね?そういう時、サツマイモとギリシャヨーグルトを一緒に食べてみてください。柔らかいギリシャヨーグルトがサツマイモと混ざってとても食べやすくなります。香ばしいギリシャヨーグルトと甘いサツマイモの組み合わせはお昼としてもおすすめします。午後の時間を過ごすに十分な食べ応えが感じられて満足できるはずです。 
    ギリシャヨーグルト + ナッツ類
    滑らかなギリシャヨーグルトはサクッとした食感のナッツ類とよく似合っています。グラノーラ、チアシード、ヒマワリの種、クルミ、アモンド等の噛む味があるナッツ類をギリシャヨーグルトに添えてみてください。また、ナッツ類はギリシャヨーグルトの香ばしい味をより引き立てます。但し、ナッツ類は脂肪が高い食品ですので、一日約30gだけ摂取することをおすすめします。
    ギリシャヨーグルト + ブルーベリー
    「スーパーフード」と知られているブルーベリーはアントシアニン等の抗酸化物質が入って老化防止と目の健康にいいと知られています。[2] 何よりブルーベリーは爽やかで甘い味を持っています。果汁いっぱいのブルーベリーはねっとりしたギリシャヨーグルトと最高の組み合わせです。噛むたびにパンパン弾けるようなブルーベリーの食感もギリシャヨーグルトに似合います。
    おすすめのギリシャヨーグルトのダイエット献立
    ギリシャヨーグルトは色んなダイエット献立に活用できます。まず、ドレッシングの代わりにサラダにギリシャヨーグルトを載せて食べてみてください。香ばしく滑らかなギリシャヨーグルトと野菜の相性がとてもぴったりです。また、ギリシャヨーグルトをライ麦パンにスプレッドのように塗って食べてみてください。ねっとりした食感とさっぱりした味がパンと良く似合い、ジャムやクリームチーズより遥かに健康にパンが食べられます。他にも色んな果物とグラノーラ、シリアル等をトッピングで載せて食べる献立は誰もが好むでしょう。


    出典
    [1] 国際プロバイオティクスおよびプレバイオティクス科学協会 https://isappscience.org/for-scientists/resources/prebiotics/
    [2] Ghosh D, Konishi T. Anthocyanins and anthocyanin-rich extracts: role in diabetes and eye function. Asia Pac J Clin Nutr. 2007;16(2):200-8. PMID: 17468073.